『生きてるだけで、愛』生きづらさを抱えた男女の愛の行き着く先は…。(11/9全国ロードショー)
映画『生きてるだけで、愛。』公式サイト 11/9(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
生きてるだけで、ほんと疲れる。
わたしは、わたしと別れることができない。
もう一生、誰にも分かってもらなくてもいいから。
あなただけには、分かってほしい。
わたしのことを。
映画館で、チラシを見つけて思わず手にとり、
キャッチコピーがただただ気になった映画。
愛することにも愛されることにも不器用だから、
恋愛が進展していく前に壊してしまう…。
愛することだけじゃなく、きっと生きることにも不器用で
生きていること自体が窮屈でどうしようもない感情を抱きながら、
生きている女、寧子。
他人と距離を保つことで傷つきも傷つけてもしないけど、
すべてを諦めているような男、津奈木。
そんな二人が、一緒にいるのは歪な自分を受け止めてくれる相手がお互いに必要だった…。どこか自分の過去の恋愛に重ねてしまいそうだけど、二人の"愛”のカタチが知りたくて、映画を観てみたいと思いました。
原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛』
高校卒業後に、ENBUゼミナール演劇科で松尾スズキのクラスになり、舞台女優や声優、ラジオパーソナリティとして幅広く活動。現在は、小説家・劇作家として「劇団 本谷有希子」を主宰するなど活躍している。
2013年『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞を受賞。
2014年『自分を好きになる方法』で三島由紀夫賞を受賞。
『生きてるだけで、愛』は受賞こそ逃したものの、三島由紀夫賞にノミネートされた。
あらすじ
過眠症で引きこもり気味、現在無職の寧子は、ゴシップ雑誌の編集者である恋人・津奈木の部屋で同棲生活を送っている。自分でうまく感情をコントロールできない自分に嫌気がさしていた寧子は、どうすることもできずに津奈木に当たり散らしていた。ある日突然、寧子の前に津奈木の元恋人である・安堂が現れる。津奈木とヨリを戻したい安堂は、寧子を自立させて津奈木の部屋から追い出すために、寧子に無理やりカフェバーのアルバイトを決めてしまう…。(映画.comより)
音楽:世武裕子 『1/5000』
シンガソングライターとして活動し、映像音楽作家のガブリエル・ヤレドに師事し、
2011年から、映画『家族X』で映画音楽作曲家デビュー。テレビドラマやCM、映画音楽などへの楽曲提供を行う。これから公開予定の『日々是好日』(2018年10月13日公開)他、以下の映画への楽曲提供も行っている。
『プリシンパル〜恋する私はヒロインですか?〜』(2018年3月公開、篠原哲雄監督)
『マーマレード・ボーイ』(2018年2月公開、廣木隆一監督)
『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTER projects-』(2018年6月)
『(劇場アニメ)君の膵臓を食べたい』(2018年9月公開、
『日々是好日』(2018年10月公開、大森立嗣監督)
監督:関根光才
CMやミュージックビデオを手がける映像作家。
カンヌ国際広告祭ヤングディレクターズアワード・グランプリ、Cannes Lions titaninumグランプリを受賞。Mr.children『足音〜Be Strong〜』、AKB48『恋するフォーチュンクッキー』安室奈美恵『NAKED』など、有名アーティストの作品を手がける。
第26回レインダンス映画祭コンペティション部門に出品が決定!
出演キャスト
寧子(趣里)
過眠症で引きこもり気味、日々自分の感情をコントロールできず爆発させてしまう、という役どころを演じるのは、『おとぎ話みたい』(2013年)でMOOSIC LAB最優秀女優賞、2018年『ブラックペアン』ではコンフィデンスアワード・ドラマ賞 新人賞を受賞するなど、数々の映画やドラマ、舞台で活躍している。
津奈木(菅田将暉)
出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れるも、仕事にやりがいと見いだすことができず、人間関係をも諦めている津奈木役を演じるのは、菅田将暉。
2016年には、第26回日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞を
『セトウツミ』『溺れるナイフ』で受賞。他7本に出演。エランドール賞新人賞も受賞。2017年には『帝國の一』『火花』などに主演し、『あゝ、荒野』2部作では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞、俳優としてだけでなく、音楽活動もしている。
他のキャストは、
村田(田中哲司)
美里(石橋静河)
莉奈(織田梨沙)
安堂(仲里依紗)
期待度:★★★★☆
予告編で、冒頭の寧子の言葉。
「多分…わたしたちが分かり合えたのなんて、ほんの一瞬くらい」
寧子と津奈木に限らず、恋愛でお互いの全てを理解することなんてできなくて、だから試行錯誤しながら関係を築いていくんだと思うけれど、この二人は、その経過をたどっていくことが得意ではなくて、だから、二人がどんな風に、愛を重ねたり、一瞬でも分かり合うことができるのかを観たいなと思います。
私は本来、原作のある映画を観るときには、原作を読んでから劇場に行くのですが、今回は読まずに、映画を観た後に読みたいと思います。。。
公開前ですが、試写会の感想があったので…
マスコミ試写会での感想が、公式ツイッターよりリツイートされていました。これらを読むだけでも、期待が高まりますね…。
映画『生きてるだけで、愛。』の試写会へ。心がひりひりとぎゅっと締めつけられるようで。何気ないしぐさやスカートがなびく一瞬をとらえた映像美、エンドロールの世武裕子さんの音楽、全てがさいこうでした🎥#生きてるだけで愛 #趣里 #菅田将暉 pic.twitter.com/isKn8fgBxf
— 大谷 有紀 (@yukiootani) August 16, 2018
「生きてるだけで、愛。 」試写。私の意訳だけど、「あなたがそのまま生き続けた瞬間に立ち会いたいと思った」っていう旨の発言を主人公の恋人はこぼしていて、その目線は圧倒的な救いなんだろうと思った。「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」の本谷有希子さんが原作。https://t.co/vSbmBsVmh3 pic.twitter.com/tirPyiYLFO
— majocco (@majoccom) July 28, 2018
マスコミ試写会にて
— hare. (@mogu_Macaroon) July 19, 2018
映画『 生きてるだけで、愛。』
を鑑賞させて頂きました
様々な感情の間を
何度も行き来しました
寧子と津菜木の表情や言葉を
一つも逃したくないと思える
映画です
趣里さんと菅田将暉さんの
強く儚い演技に揺さぶられます
11/9 ロードショーです#生き愛 #生きてるだけで愛 pic.twitter.com/6v5EqPwEEH
「生きてるだけで、愛」試写で趣里さんの圧倒的な存在感とそれをふんわりと受け止める菅田将暉くんの佇まい、そして周りを固めるしっかりとした役者陣の演技から物語にどっぷりと身を置けた。原作のパンチ力に、映像の美しさもさることながら人物を浮き上がらせる監督の手腕に拍手。#生きてるだけで愛
— 伊藤さとり(映画パーソナリティ) (@SATORIITO) August 6, 2018
大好きだと言った翌日に大嫌いだとモノ投げながらぶつけて、それでも包んでほしいのだ自分でも疲れてしまうけどそんな情緒の揺れをどうにか受け止めてほしいのだと謳う彼女と、もう疲れ果てたからあとは傷つかないように全てと距離とって生きればいいやと思う彼氏の物語を、見た。#生きてるだけで愛 pic.twitter.com/U7xpdT9zBm
— カツセマサヒコ (@katsuse_m) August 6, 2018
公開前の情報は、公式ツイッターで!
映画『生きてるだけで、愛。』11月9日(金)公開 (@ikiai_movie) | Twitter